医学部面接に必須!アドミッションポリシーを理解して自分のことを説明しよう

医学部面接に必須。アドミッションポリシーについて

3つのポリシー

アドミッションポリシー

アドミッション[admission]は「入学」を意味します。つまり、大学が開示するアドミッションポリシーには、どのような素質や能力、態度を持ち合わせている学生に入学してほしいのかが明記されているといえます。

カリキュラムポリシー

カリキュラム[curriculum]は「教育課程」を意味します。その大学がどのような教育を提供し、どのような学びを得た学生を評価するのかがカリキュラムポリシーに盛り込まれています。

ディプロマポリシー

ディプロマ[diploma]は「卒業証書、学位記」を意味します。その言葉通り、在学中にどのような力を身に付けた学生に卒業を認めるのかを示すポリシーです。

聞きなれない言葉が並んでいますが、これらをそれぞれ受験生の視点で言い換えると「入学時に求められること」「在学中に求められること」「卒業時に求められること」です。つまり、受験(=入口)から卒業(=出口)まで、学生に求められることが3つのポリシーにそれぞれ示されているといえます。医学部受験を考えるにあたっては、この3つのポリシーを正確に読み解いた上での対策が必要になってくることは言うまでもありません。続いては、3つのポリシーと医学部受験との関連性を細かく確認していきましょう。

3つのポリシーと医学部受験との関連性

医学部受験の特徴として、他の学部に比べ志望動機書の提出や面接試験が必須となる割合が圧倒的に高いことが挙げられます。学問の専門性や求められる学びのレベルを考えると、入学前に大学・学部について深く理解しているかどうかを大学が確認したいはずです。では、大学・学部について理解していることを受験生が証明するにはどうすればよいでしょうか?それは、志望動機書の作成や面接における「3つのポリシーを用いた自己分析とその言語化」です。

アドミッションポリシーをベースに、自分を説明する

上述の通り、アドミッションポリシーとは「入学時に求められること」です。つまり、受験生が自分を入学するにふさわしいと伝えるためには、いかに自分がアドミッションポリシーに沿った人物であるかを理解してもらう必要があります。
例えば、ある大学のアドミッションポリシーが「様々な経験を広く浅くしている」であるとします。受験生A君は、このポリシーを確認せずに「他の誘いを断り、1つの物事を徹底的に極めてきました」と面接で伝えます。受験生B君はポリシーに沿って「時間を配分し、3つの物事を経験してきました」と説明します。その大学にとって、どちらの受験生を入学させたいのかは一目瞭然ですよね。
いくら素晴らしい経験やスキルを持っていても、アドミッションポリシーに沿っていない場合は「宝の持ち腐れ」になってしまいます。さまざまな経験・スキルがあっても、アドミッションポリシーに沿った内容をアピールすることが大切です。

カリキュラムポリシー・ディプロマポリシーをベースに、目標を説明する

アドミッションポリシーとは異なり、カリキュラムポリシーやディプロマポリシーに示される力は、入学時に持ち合わせていなくても合格が遠のくことはありません。この2つのポリシーは、「在学中、卒業時にこうあってほしい」という内容です。つまり、入学後の目標を説明する際のベースとすると良いでしょう。
「実習での体験を中心に、仲間と共に高めあう」というカリキュラムポリシーを掲げる大学・学部で「できるだけ自力で、机上で徹底的に知識を吸収していきたい」と伝えるより「実践の中でコミュニケーションを積極的に行い、知識を吸収したい」と伝えたほうが、入学後のミスマッチを避けられると大学は考えますよね。このように、入学後の目標をカリキュラムポリシーやディプロマポリシーに沿って言語化することが医学部受験対策になります。

3つのポリシーは、医学部受験に特に求められる志望動機書や面接の対策として非常に役立つ情報です。大学と自分のマッチングを図るためにも、まずは希望する大学・学部の3つのポリシーを確認することから医学部受験対策を始めましょう。

執筆者


 

山崎 敬太


保有資格は日本心理学会認定心理士、メンタルヘルス・マネジメント検定試験Ⅱ種。
筑波大学人間学群心理学類を卒業後、高校英語講師として難関大・医学部志望者300名以上の受験指導をおこなう。
2017年より小中高生へ早期キャリア教育事業の施設長として、進学や就職を控えた児童や生徒ご家族へ相談援助をおこなう。

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