【速報】2020年久留米大学医学部入試の解説<物理・化学>
INDEX
物理講評
全体の概要
大問3からなり設問が基礎、標準、応用としっかりと誘導がつけられているので解きやすいのではないかと思う。ただミスをすると大幅に失点するので気をつけたい。
第1問
L字型の棒の剛体力学の問題である。(1)から(6)までは基礎、標準の内容なのでしっかりとミスなく得点したい。(7)はモーメントの式を加える力を考慮してしっかりと立てられるかがポイントである。
第2問
光波の干渉と薄膜の屈折と反射である。教科書、問題集レベルのおなじみのパターンであるが(1)から(6)基礎、標準であるがしっかりと問題を理解しないとミスをしてしまうので気をつけたい。(7)から(9)は屈折の法則、干渉条件の応用なので完答するのは難しい。
第3問
電磁気、コンデンサーの直流回路の問題である。(1)から(5)まで電圧、電流、電気容量、電気量を求める基本的な問題である。(6)から(9)は静電エネルギーの問題でスイッチの切り替えの典型的な問題であるのでここはしっかりと得点したい。
化学講評
全体の概要
全体的には大問4からなり、設問ごとに基礎、標準、応用とバランスよく配置されており受験生には親切なセットとなっており、かなりの高得点が望めるであろう。
しかし大問2が電気の知識が必要なので苦戦するかもしれない。
第1問
化学全般の基礎知識の問題である。(4)が多少てこずるかもしれない。
第2問
電気分解の問題である。おそらくこの問題が合否を左右するであろうと思われる。
電気的な知識の直列、並列と電気量との関係がしっかりと理解していないと厳しいかもしれない。後 陽極 陰極でのイオン反応式が正しく書けるがポイントである。
さらに計算間違いに気をつけたい。
第3問
2族元素の単体と化合物の問題である。無機化学の分野の典型的な教科書レベルの問題である。ややてこずるのが(4)の物質量の計算であるが完答したい。
第4問
有機の元素分析の問題である。これも典型的な教科レベルの問題であるが計算ミスに注意したい。完答したい問題である。ただ構造式や名称を答えさせたりするのでミスに気をつけたい。
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