【速報】2020年福岡大学医学部入試の解説<物理・化学>
INDEX
物理講評
全体の概要
大問1,2が基礎、標準レベルの穴埋め問題であり、ここで得点できないと合格は厳しいと考える。第3問は、応用力がかなり必要となるので高得点をとるのは厳しいと考える。
第1問
光波の薄膜における干渉問題である。(1)から(7)までは基礎、標準の内容なのでしっかりとミスなく得点したい。(8)から(10)は可視光線の波長の問題で干渉条件を理解していればなんなく完答できるであろう。
第2問
電流計、電圧計のしくみと扱いにおける問題である。あんまり高校物理で取り扱う分野ではないので戸惑う受験生もいたであろうが全体的に丁寧な誘導がついているのでしっかりと誘導にのることが重要であろう。選択肢にまぎわらしいものが含まれているので注意したい。
第3問
斜面台すべる物体の運動の問題である。内容は標準的であるが(4)の運動方程式を正しく立てられないと後の問題が全滅になる可能性ある問題である。小物体の運動をしっかりと理解することが大事であろう。
化学講評
全体の概要
全体的には大問4からなり、基礎、標準の穴埋め問題と応用問題がバランスよく出題されている。内容は教科書の基本レベルが60%で標準、応用が40%と合否の分かれ目は標準、応用がどれだけ得点できたで決まるであろう。
第1問
化学全般の基礎知識の問題である。(3)の異性体の数には注意する必要がある。
第2問
金属イオンの沈殿の問題である。6つの金属は教科書レベルの有名金属なのでしっかりと解答できるであろう。後は酸化銅がどの酸化銅で少し戸惑いを生じるであろうがここは、完答したい。
第3問
四酸化二窒素と二酸化窒素の平衡問題である。有名な問題であるが平衡定数と圧平衡定数を絡ませたやや複雑な問題である。ただ基本的な分野からの出題もあるのでそこでしっかりと得点したい。
第4問
多糖類の知識問題である。これも典型的な教科レベルの問題であるがアルデヒド基という言葉が選択肢がなかったので戸惑うかもしれないが消去法で答え導き出せるのでないか。問4がアミロぺクチンの枝分かれ問題やや難しいのではないであろか。
この投稿へのトラックバック
トラックバックはありません。