医学部生が教える医学部受験に必要な勉強計画の立て方

計画を立てる

計画は大切

世界恐慌に対応するのにルーズベルトはニューディール政策を行いました。日本の戦後復興に白洲次郎と官僚は復興プランを作りました。

皆さんの受験にも当然プランはあると思います。

学校の計画でもいいですが、どうしても遅れがちになります。

予備校等のカリキュラムに合わせてもいいですが、個人によって習熟度も理解度も違いますので、個々人に合わせてプランの作成が大切です。

 

ではどんな計画を?

計画を立てるときは壮大になりがちです。壮大すぎる計画は大体実行できないのでお勧めしません。

私のお勧めは数か月単位、一ヶ月単位、一週間単位、の大まかな計画をたてておくことです。理系科目では特に理解せずに進めてしまうことが非常に危険ですので(後述)遅れてもいいような大まかな計画を立てておくことを勧めます。

 ・夏に入るまでには数学物理化学全範囲を一通り終わらせる。

 ・難系の力学例題だけ一ヶ月で終わらせる

 ・微積分の30題を二週間以内に終わらせる

などです。そして、一日の大まかなスケジュールに落とし込んでいきます。

 

1日のスケジュールの組み方

まず、スケジュールの組み方ですが、一日のなかで頭がスッキリと働いている起きてから5時間以内に数学理科の理系科目を入れてください。

どうしても起きてから時間が経つと脳は処理能力が落ちます。また、昼食後は集中力が落ちるので、理系科目はお勧めしません。暗記系の勉強を勧めます。

一日の大まかな分量が決まったら最低10時間はやってください。10時間やらずに分配した量が多かった・少なかったと言って計画を変更する人が出てくると思いますが、勉強の量が足りません。

もしくは勉強しているレベルが合っていないです。時間を減らすのではなく、方向性を変更してください。

 

 

計画実行に気を付けること

計画を実行する段になって注意してほしいのは、「進める」ことが目的になってしまうことです。

暗記科目のような勉強はいいですが、理系科目はあることがわからないとそれ以後が全くわからないことが往々にして起こります。

運動方程式の意味を正確に言えないのに計画を進めることを目的としてしまっては以後の物理の勉強がグダグダになってしまいます。絶対に理解しなければならないことはあります。そこを飛ばしてまで計画を進めるのは意味がありません。

 

常に方向性を修正し続ける

PDCAサイクルという言葉を聞いたことがあるでしょうか。

Plan:最初の計画を立てる

Do:実行してみるとどうも自分の実力に合わない問題ばかりやろうとしていた

See:結果はあまり芳しくない

Action:実力にあう問題をより正確に解くプランに変更

のようにやりながら方向性を修正し続けることをいいます。計画もこの様に毎日修正し続けて下さい。

これを行う為に手帳をつけることをお勧めします。

前の記事でも書きましたが、手帳には自分のしやすいミスを書いておくことはもちろん、一日の計画、一週間の計画、一か月の計画と書き込んでいって、計画を修正し続けてください。

 

 

まとめ

計画というと、夏休み前に立てた計画が計画倒れになる何度と無く経験したマイナスなイメージを持つ人が多いと思います。そうではなく、現状とフィードバックさせながら常に更新してゆくのが計画だと私は考えます。「何々をいつまでにやる」のではなくどうやって自分に合った方法で勉強を続けるのかという戦略の一部です。

 

執筆者


 

日本心理学会・認定心理士
新田猪三彦(にったいさひこ)


2007年より心理学や脳科学の講座を行い、医歯薬専門予備校で受験に必要なメンタルの強化法、保育士会調査研究委員会において「保育士・保護者のコミュニケーション講座」、市民と協働によるまちづくり提案事業、産学官包括連携事業などを行っている。
九州朝日放送運営のマイベストプロ福岡でコラムの執筆にも携わり、一人でも多くの人が心が豊かに生活できるように情報を発信している。
また、部活動のメンタルトレーニング、学校を中退した学生の受験・学習支援、受験を見守る保護者の相談、資格試験合格のためのモチベーション管理、タイプ別による学習法のアドバイスなども行っている。

<略歴>
久留米大学非常勤講師 / 福岡コミュニケーションカレッジ講師 / PMD医歯薬専門予備校心理カウンセラー / 日本心理学会認定心理士 / 日本メンタルヘルス協会認定基礎心理カウンセラー / 文部科学省所管生涯学習開発財団(神経言語プログラミング)協会認定マスタープラクティショナー / ICA(国際コーチ協会)認定コーチ / カナダSuccess Strategies・Shelle Rose Charvet認定LABプロファイリング・プラクティショナー

メンタルゼミ

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