【2021年度】医学部共通テスト利用に向けて~英語「リーディング対策」

共通テスト【英語】のリーディング対策~早く読むにはどうすればいいの?

 

 

2020年度より開始する大学入試共通テスト。英語の試行テストを見てみると、筆記部分はセンター試験の約1.3倍の文章量があります。単純な文法問題などはなくなり、全問でリーディングが必要です。解答スピードを上げるため、速く読むにはどうしたら良いでしょうか。

共通テストの筆記部分の変更点

まずは、大学入試共通テストの英語(筆記)におけるセンター試験からの変更点を確認しましょう。試験時間(80分)とマーク式のみで記述問題がない点は、センター試験と同様です。

一見して分かる大きな違いは、以下の2点です。

 

・問題文が英語のみで書かれている

・6問全問が読解問題で、文法、アクセント、語句整序などの語学力のみを測る問題がない

 

センター試験では、問題文が英語の設問も日本語の設問もありましたが、共通テストでは全ての問題文が英語です。英語で書かれているだけとは言え、全て英文という試験に戸惑わないよう、問題集や模擬試験で慣れておく方が良いでしょう。

単純な文法問題などで構成される大問がなくなったことで、必然的にリーディングの分量が増えています。試行テストでは、センター試験の約1.3倍の文章量となっていました。共通テストで高得点を収めるためには、英文を読む速度が非常に重要と言えます。

共通テストの英語はマーク式のみで、記述は加わりませんでした。しかし、マーク式の中で新しい解答形式の問題があります。

・複数選択の問題が出る

解答が一択ではなく、適切なもの全てをマークする必要があるため、この形式で出題された問題は正答率が下がると予測されます。

 

 

英文リーディングの基本

 

大学入試共通テストの問題文の種類は、メールのような日常的なものから論説文まで多岐に渡ります。共通するリーディングの基本をまずは押さえておきましょう。

リーディングの試験では、一文一文を正確に読める単語力、文法力が大前提です。数段落のリーディングならば一つの文の持つ比重が大きくなりますし、数百語の長文ならば、意味を取り違えたまま読み進むと全てを読み誤る可能性があります。各文を着実に読みこなしていくためには、単語や熟語、文法の地道な学習による下支えが必須です。単独の文法問題が共通テストでは出ないとはいえ、英語の授業全般で文法問題は取り扱われるはず。それらを忽せにせず、基礎力を高めていくのが確実な対策です。

英文読解に絶対的なキーワード、キーフレーズといったものはありませんが、筆者の主張を追うためには、接続詞や文修飾の副詞が助けになります。接続詞では論調の変化が分かりますし、文修飾の副詞は筆者の心的態度や主張を捉えるのに欠かせない要素です。接続詞や副詞は文頭に配置されがちですから、文章の展開を予測しつつ、読み進めましょう。

 

 

どうすれば英文を早く正確に読めるようになるのか

 

共通テストの試行テストを例にとると、リーディングで大問6問の場合、1問あたりに割ける時間は10分未満~15分程度で、比較的早いペースで進めなければなりません。

 

速く正確に読むためには、精読と音読を

 

時間内に解き終われる速度で読み、かつ理解する為の勉強法は、学校や予備校で出た問題を徹底的に読み込むことです。課題に選ばれる文章には、受験生が学習すべき内容が豊富に含まれています。語彙、熟語、語法はもちろんのこと、英語らしい文章構成も学べます。完全に自分のものにして、読みこなせる英文を増やしていきましょう。

先生方も指導教材ならばより深い質問にも答える準備ができていますから、その時の教材に集中することは、指導の得やすさでも優れた学習法と言えます。志望校の過去問であれば過去問研究も同時に出来ることとなり、時間が貴重な受験生にはお勧めの勉強方法です。

精読の結果、意味が正確に取れるようになったら、音読をすることで知識の定着と速度アップを図ります。読書の速度は発音する速度に比例するとも言われますので、口に出して読むことがより早く読む助けになるのです。覚えにくい熟語も、目と耳の両方からインプットすると意外に覚えられるものです。

 

英文の特徴を理解して読み進める

 

ある程度の分量の長文を見通しもなく読み進めるのは迷いが生じやすく、得策ではありません。英語での文章の書き方の傾向を念頭に置き、展開を予測しながら読むべきです。

 

英語での文章の3つの特徴

① 結論が最初に提示される

② 同じ語の繰り返しを避ける

③ 対比を好む

 

①結論が最初に提示される

「結論が最初に提示される」は、「起承転結」などで書き方を指導される日本語の文章作成と大いに異なります。英語の文章では、まず読者に文章の言わんとするところを提示するのが推奨されますので、出だしで結論まで把握できることが多くなります。この構造を押さえておけば、例えば、途中の反例を論旨の転換と読み誤るような誤読は防げます。

①結論

②根拠

③展開

④結論

という構造が典型的と記憶しておけば、多少単語や言い回しが分からなくても、話の筋が追えるようになります。

 

②同じ語の繰り返しを避ける

同じ語の繰り返しを避けることも英文の特徴です。単語が違っても同じ物事を指している場合が多々あります。英英辞典を利用して、色々な言い換えに触れておくと良いでしょう。共通テストの選択肢には、問題文中の単語が言い換えられている問題が出題されていますので、試験対策としても必要な学習です。

 

③対比を好む

対比とは「~は~だが、~は~」のような二つの事物を対比して論じることです。対比の文では、後半部分で動詞や目的語など、通常は省略し得ない要素が前半部分との重複を理由に脱落することがあります。非文だと思って混乱しないよう、明らかに文法要素が足りない文に遭遇した時には対比を疑ってみてください。

 

 

まとめ

・共通テストの英語(リーディング)は読解問題のみで、読む分量が多い

・複数選択の問題があるので、正確に理解しなければ正答できない

・全問英語での出題形式と時間配分に慣れるため、問題集や模試での対策は必要

・標準的な良問のため、通常の英語の学習の精度を高めることで出題内容には対策可能

 

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