医学部受験に最適な選択科目とは?

医学部受験で好成績を収めるためには、科目選択も大切です。単に自分の得意科目を選べばよいというわけではありません。国立医学部を目指すのか、私立医学部狙いなのかなど、志望校を意識した選択も求められます。そこで、理科の選択の際に留意する点、文系科目の選び方なども含めて見ていきましょう。

 

 

理科は物理と生物どちらがいいの?

 

理科については私立医学部においては1科目の大学もありますが、まずは2科目を選んで勉強するのが基本です。

医学部入学後のことを優先させると、高校などで必修科目になりやすい化学に加えて生物を選ぶと単位修得には有利となります。しかし受験に関して言えば、私立医学部医学部医学科での生物の問題は難易度としては高くなります。新しい知見も出てくることがありますので、興味を持って習得することで成績に結びつきやすくなります。

物理が得意な場合は、当然物理を選択するのが有利となります。学校によっては理系の場合物理を進められることがありますが、得意不得意で点数の幅が大きくなる科目でもあります。志望大学の物理の問題が易しいのであればさらに有利です。

現時点で高1や高2など、まだ受験学年ではない医学部志望者で物理と生物のどちらを選ぶかどうしても決めかねる場合は、化学を優先的に勉強しておくと無駄がありません。

物理・化学・生物それぞれを中途半端に勉強するという非効率な状態にならないように要注意です。
特に、私立医学部時の受験生は、受験科目が少ない場合もあります。その分、1つ1つの科目が合否に影響しやすいので、科目選びについては早めから考えておく必要があります。

理科の学習があまり進んでいない人は、長期休みなどを利用して少し先取り学習をしてみて、生物と物理のどちらが得意そうかなどを判断してみても良いでしょう。

 

 

 

国立医学部受験なら共通テスト社会の選択科目にも注意

 

国立医学部受験なら、文系科目の選択も意識する必要があります。まずは志望校の受験情報をチェックして、共通テスト社会で選択可能な科目などを把握してください。あわせて配点も確認し、合否への影響度合いを理解しておきましょう。

医学部受験では学ぶべき内容が多く、効率よく勉強をしても時間が不足しがちです。そのため文系科目の学習時間は極力高知津的に進めましょう。共通テスト社会では、暗記事項が少なめの地理を選ぶのも一つの方法です。現役生の場合は、入試に必要な文系科目は学、校の定期テスト時にも重点的に勉強するなどしておくと良いです。

共通テストや2次試験で国語を受ける必要がある場合は、現代文のみであれば負担は少なくなります。受験勉強としての古典を学習しないのであれば、医学部受験では定番の小論文対策を意識しながら現代文の対策をするといいでしょう。

 

 

受験科目の選択は過去問を解いてみるのも一つの方法です

 

選択が求められるのは、学習する科目だけではありません。学習した科目の中から、さらに受験科目を選択する必要がある医学部受験生もいるでしょう。具体的には、理科は2科目以上勉強するのが基本ですが、入試では1科目を選ばせる大学が見られます。私立医学部の受験生は特に念入りに受験情報をチェックしてみましょう。

受験科目の選択は、必ず過去問を解きながら行ってください。というのも、自分の得意・不得意だけでなく、受験校の科目間の難易度のちがいを踏まえる必要があるからです。まずは1度過去問を解いてみて、理科の難易度を確認することをおすすめします。

実際の入試では、科目間の平均点に大きな差がある場合、得点調整が入ることがあります。ただ、まずは自分の得意科目か、志望校で易しめの傾向がある科目を選択するようにしてください。まだ科目の学力が完成しておらず、難易度がつかみにくい場合は、学校や塾の先生に尋ねてみるのも1つの方法です。

 

まとめ

理科の選択は慎重に

 

社会など文系科目の選択も意識したい

 

受験科目選びは過去問演習の結果を踏まえておこなうべし

 

 

 

 

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