受験生必見!新型コロナ感染防止のためにも受験期の免疫力を高める3つの方法

受験生必見!新型コロナ感染防止のためにも受験期の免疫力を高める3つの方法

コロナ禍の受験で、不安を抱えている受験生もいるではないでしょうか。体調を崩したり、何となく気分が落ち込んだり、これまでは何ともなかった些細なことに気持ちがイライラしたりということもあるかもしれません。気持ちが整わないとなかなか勉強に集中できないという受験生もいるかもしれません。気持ちが整えば、体調も改善するという受験生もいるでしょう。

一方で、体調が整ったことで気持ちに変化があったという受験生もいるのではないでしょうか。この時期にいきなりメンタルを鍛えようと思っても難しい面もあると思いますので、受験期は、体調の整え方に意識を向けてみましょう。体調が整えば心も整っていきます。コロナ感染防止のためにも免疫力を上げて体調を整えていきましょう。そのために、まずは体調と気分(気持ち)の関係について紹介します。

 

受験期のちょっとした気分(気持ち)が様々な出来事に影響する!

体調が悪いと、気分も落ち込むという経験はよくあるのではないでしょうか。気分が落ち込むと、なんだかいつもよりネガティブな感情がわいてくるという受験生いるでしょう。一方で、体調が良いと、気分も明るくなり、ポジティブな感情がわいてくるという受験生いるでしょう。私たちが何か物事を捉え、考えるときにその時の気分が大きく影響します。このような状況を心理学では、「気分一致効果」と呼んでいます。

気分一致効果とは、ポジティブな感情(気分)の時には、感情喚起の源とは無関係の対象をポジティブに評価し、ネガティブな感情(気分)の時には、対象をネガティブに評価する傾向のことです。

 

つまり、良い気分の時は、物事の良い面、良い記憶が思い出され、一方で悪い気分の時は物事の悪い面、悪い記憶が思い出される傾向があるということです。体調が良く気分も良い時は、楽しい記憶や心地よい記憶が想起され、出来事に対して良い面に着目しやすくなります。

 

一方で、体調が悪く気分も落ち込むと、嫌な記憶や不快な記憶が想起され、出来事に対して悪い面に着目しやすくなります。そのため、気分が良い状態であれば、良いことに目が向き、さらに気分も良くなりますが、気分が悪い状態であれば、悪いことに目が向き、さらに気分も悪くなり、悪循環に陥ってしまうこともあります。このような悪循環にしないために、まずは気分を前向きにしておく必要があります。

 

 

気分(気持ち)を前向きにするために、体調を整えよう!

気分を前向きにするひとつの方法として、体調を整えることが大切です。体調は心にも大きく作用します。入試がある時期は寒くなりますので、免疫を上げて体調を整えるようにしていきましょう。免疫力を上げる方法は様々ありますが、心理学の観点から効果的だと思われるものをいくつか紹介します。

当たり前のことがほとんどですが、試験の直前になると、なかなかできないということもあるので、試験直前の今だからこそ、もう一度基本的な生活習慣と免疫について紹介します。

 

01笑うことを意識する

笑うことを意識する

免疫力を上げる方法として、笑うことが大切です。笑うと副交感神経が優位に働き、免疫に関係するNK細胞が活性化されることが知られています。作り笑いでも同じような効果がみられますので、鏡の前で笑顔を作ることも大切です。

笑うことにより幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」の分泌が増加します。セロトニンには気持ちを安定させる効果もあるため、ストレスの軽減にもなります。口角を上げるだけも良いので、笑顔を心がけてみましょう。

 

02しっかりと睡眠をとる

しっかりと睡眠をとる

試験が近づいてくると、受験生の中には睡眠時間を減らして勉強しようと考える人もいるかもしれませんね。試験当日の身体のコンディション、体調を整えるためにはしっかりと睡眠を取ることも大切です。睡眠中は副交感神経が優位になり、リラックスするため免疫細胞も活発になります。しっかりと睡眠を取るためには、できるだけ毎日同じ時間に就寝し、同じ時間に起床し、部屋のカーテンを開け朝日を浴びることが大切です。

また、就寝直前にはスマホやパソコンなどを見るのは避け、室内の温度や湿度を快適な状態にしておくことも心がけましょう。質のよい睡眠は、リンパ球の増加や細胞の成長や修復、疲労の回復、自律神経を整えることにもつながりますので、睡眠を削って勉強するよりも、思い切って勉強をやめて睡眠をしっかり取るようにしましょう。

 

03適度な運動をする

適度な運動をする

1日に10分程度のストレッチやリラクゼーションだけでもよいので、運動の習慣をつけることも大切です。散歩やウォーキングなど日常生活でできるちょっとしたことでも構いません。無理のない範囲で楽しみながら体を動かすようにしましょう。適度な運動によって筋肉や骨を刺激し、免疫力を向上させましょう。

ただし、過度な運動をするとストレスになり、かえって免疫細胞に悪い影響を与える可能性があるので気をつけてください。運動だけでなく、入浴などで体温を上げることも大切です。体温が上がると、血流やリンパの流れがよくなり、免疫細胞も活性化します。また温かい飲み物を飲むなどして、身体を温めることも少し意識してみると良いでしょう。

 

 

まとめ

気分一致効果により、その時の気分(気持ち)によって、ものごとの捉え方が変わる。気分を整える方法のひとつとして、体調管理が大切。体調を整えることで自分の気持ちも良くなり、物事を前向きに捉えやすくなる。体調を整えるために、基本的な生活習慣をもう一度見直し、 ①笑顔を作る、②きちんと睡眠をとる、③適度な運動をする というような日常でできることを実践し、免疫力も高め受験期を乗りきろう。

 

参考文献

心理学スタンダードー学問する楽しさを知るー  サトウタツヤ 北岡明佳 土田宣明 ミネルヴァ書房

病気知らずの医者がやっている免疫力を高める最高の方法 小林弘幸 宝島社

科学的に正しい最強の勉強法 池谷裕二 林成之 池田貴将 本田真美 菅原洋平 石川三和 菅原道仁

 

執筆者


 

日本心理学会・認定心理士
新田猪三彦(にったいさひこ)


2007年より心理学や脳科学の講座を行い、医歯薬専門予備校で受験に必要なメンタルの強化法、保育士会調査研究委員会において「保育士・保護者のコミュニケーション講座」、市民と協働によるまちづくり提案事業、産学官包括連携事業などを行っている。
九州朝日放送運営のマイベストプロ福岡でコラムの執筆にも携わり、一人でも多くの人が心が豊かに生活できるように情報を発信している。
また、部活動のメンタルトレーニング、学校を中退した学生の受験・学習支援、受験を見守る保護者の相談、資格試験合格のためのモチベーション管理、タイプ別による学習法のアドバイスなども行っている。

<略歴>
ふくおか成年後見センターさくら / 福岡コミュニケーションカレッジ講師 / PMD医歯薬専門予備校心理カウンセラー / 日本心理学会認定心理士 / 日本メンタルヘルス協会認定基礎心理カウンセラー / 文部科学省所管生涯学習開発財団(神経言語プログラミング)協会認定マスタープラクティショナー / ICA(国際コーチ協会)認定コーチ / カナダSuccess Strategies・Shelle Rose Charvet認定LABプロファイリング・プラクティショナー

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