医学部編入は文系でも大丈夫!合格率をアップさせる志望大学の選び方!
高齢化が進む日本では、今後も医療に対するニーズは高まると考えられます。また、感染症への対応など医師が必要とされる場面は多く、やりがいの大きさなどに魅力を感じて医学部編入を目指す人もいます。「自分は文系だから医学部は無理...」と思っていませんか。文系でも医学部編入試験の合格率をアップさせる志望大学の選び方などを知れば、医学部編入が可能なことを理解していきましょう。
①文系の方が志望するべき大学
文系の方が医学部編入を目指す場合、自宅に近い医学部を目指すなど短絡的な志望校選びは避けるべきです。文系の特性を活かして、よりスムーズに編入しやすい医学部を探してみましょう。具体的には、学科試験の科目が英語と生命科学(生物系の内容)に設定されている医学部編入試験がおすすめです。
文系からの医学部編入を狙うなら学科試験の科目に注目した志望大学選びが大切です。医学部の特性上、文系科目だけの対策では厳しいですが、生命科学と英語の組み合わせであれば、対策を進めやすくなります。
②抑えておきたい対策すべき科目
医学部編入試験では、英語や数学、生命科学などの科目の中から医学部ごとにいくつかが課せられる場合が多いです。
英語は文系の場合でも大学受験の際に勉強していることが多いため、編入試験対策も進めやすいでしょう。英語がもともと得意な場合は、医療系の話題に慣れたり、専門用語を身につけたりして得点力を磨いてください。英語が苦手な受験生は、過去問をチェックして理系の編入希望者よりも高い得点を見込めるレベルまで対策を進めることをお勧めします。
●オススメ参考書
<医学部編入への英語演習 (KS生命科学専門書)>
英語以外の科目では、生命科学が設定されている医学部を選ぶのが良いです。生命科学という科目は通常の大学受験における生物に近い内容です。生命科学は思考系の出題よりも、暗記事項の確認が多い科目となっています。センター試験や共通テストで生物を選択しなかった場合でも、物理化学や数学などと比べて対策を進めやすいです。まずは高校生物の内容のうち、人体の仕組みなど医学に深く関わる分野の知識習得を目指して合格率をアップさせていきましょう。
●オススメの参考書
<医学部編入への 生命科学演習 (KS生命科学専門書)>
③志望理由・面接対策が大事
医学部編入試験を突破するためには、面接対策も大切です。特に、志望理由については「医師のやりがいに魅力を感じた」などといった単純なものでは不十分と考えてください。当初は文系の道に進むことを決めたものの、医学を志すようになった理由を、具体的なエピソードなども交えながら説明できると合格率アップにつながります。
また、社会人の方などの場合は、年齢が高くなってから医学部編入を志望する理由などを詳しく問われる可能性もあります。医学部入試では男女差別や年齢差別が大きな問題となったこともあり、募集要項等に明示されている場合を除いて、年齢を理由に編入を拒否されることはありません。しかし、面接時に質問されることは十分考えられますので、冷静に合理的な理由を話す練習をしておきましょう。社会人経験を活かしたアピールなど、自分ならではの説明ができると良いです。
●医学部志望理由書はどう書けばいいの?4つのポイントを解説!
・学科試験は英語と生命科学の医学部編入試験がおすすめ
・志望理由・面接対策は念入りに
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