医学部を再受験で狙うなら私立医学部も視野に! 再受験の注意点や医学部の選び方を紹介
再受験で医学部を目指すなら、私立を狙うのもおすすめです。私立医学部と聞くと、学費の高さなどを不安に感じる人も多いでしょう。しかし、医学部再受験では私立医学部を目指すメリットがいくつかあり、当てはまる場合は視野に入れてもいいでしょう。そこで私立医学部をおすすめする理由を、医学部再受験での注意点や、学費面での課題などをクリアするための大学の選び方とあわせてご紹介します。
①医学部再受験で私立医学部がおすすめな理由
医学部再受験で国公立医学部よりも私立医学部を狙うべきです。最大の理由は、試験科目です。
国公立医学部では、共通テストの受験があるので受験科目が多くなります。再受験となると大学受験に必要な知識を忘れていたり、そもそも入試科目の一部を勉強した経験がほとんどなかったりするケースも少なくありません。いっぽう、私立医学部なら入試科目が 3科目だけ の場合や、数学では 数学Ⅲ が出題範囲外になっている医学部も見られます。入試対策をよりスムーズに進めやすい点で、私立医学部をおすすめします。
また私立医学部受験では、多数の大学を併願できる点も魅力です。医学部入試は倍率が高い上、再受験の場合は年齢などが面接の際にマイナスの印象を与えてしまう可能性も否定しきれません。そのためいくつかの私立医学部を併願することによって、再受験での医学部合格の可能性を高めましょう。大学受験から年数が経っている社会人の方には、入試を多く受けていくことで受験本番の感覚を取り戻しながらパフォーマンスを上げるチャンスも生まれます。
②医学部再受験で受験校選択の例
医学部再受験において私立医学部を受験するメリットをお伝えしました。次は、私立医学部の受験校の候補をお伝えします。
まず、国際医療福祉大学は学費と医学部の開設時期の2点が特徴的です。国際医療福祉大学は、私立医学部の中では学費が最低水準です。そのため、学費面から私立医学部の再受験を不安に感じている方も前向きに検討してみましょう。特待奨学生制度もあり、優秀な成績を収めることで国公立医学部並みやそれ以下の負担で医師を目指せるチャンスです。加えて医学部の開設時期が2017年と新しく再受験生を敬遠するよりも、優秀なら国家試験合格率アップを目指して受け入れる傾向が強いと考えられます。
また帝京大学医学部は、入試制度の面で見ると再受験生にも適しています。
帝京大学医学部の一般選抜では、3科目の受験が求められます。このうち、英語は必須ですが、残りは数学・物理・化学・生物・国語の5科目から2科目を選択する形式です。文系学部からの再受験なら国語、数学が苦手なら理科を2科目選ぶなど自分の得意・不得意にあわせた対応がしやすく、再受験生にもおすすめです。
③医学部再受験で抑えておきたいポイント
医学部再受験では以下のポイントを抑えることで合格の可能性が高まります。
まず、必ずしも学費の高さを理由に私立医学部を避けないでもいいかも知れません。私立医学部の中でも学費水準は様々です。また、大学独自の奨学金制度が充実しており、国公立と大差ない負担で学べる私立医学部も見られます。むしろ、受験科目の少なさや併願のしやすさなどから、再受験をするなら私立医学部専願で臨むことも戦略の一つです。
また、自分の得意科目を活かしやすい私立医学部選びの際には、医学部専門予備校のサポートを受けるのも一案です。医学部再受験生は適切な受験情報を豊富に入手することで、自分にとって有利になりやすい入試制度の私立医学部に出会えるチャンスが広がります。私立医学部をどのように併願していくかを決めきれない再受験生は、一度医学部専門予備校のスタッフに相談してみても良いでしょう。
・新設大学や入試科目・範囲が狭い私立医学部もある
・奨学金の充実度や入試問題との相性もポイント
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