医学部受験のための参考書選び〜数学編
INDEX
参考書の選び方
レベルにあった参考書を
以下参考書を紹介しますが、意識して欲しいのはその参考書が自分のレベルに合っているかどうかです。よく参考書には推奨偏差値などが書かれていますが、目安です。自分のレベルに合っていないと感じたら使うのをやめてください。
答えを合わせる勉強・知識をつなげる勉強
数学や物理化学などでは、
- 計算等の答えをしっかりと合わせること
- ある問題をベクトルで考えられたり、解析で考えられたりなど、知識と知識をつなげること。(大学レベルの知識があると有利な場合もある)
の両方がないとある時点で成績が頭打ちになってしまいます。どちらも重要です。特に前者は標準的な問題を出す大学に重要です。伸びない人はどちらかに軸足が移りすぎていないか自問してください。
それはケアレスミス?
勉強全般に言えることですが、「ケアレスミス」という言葉を使う人をよく見かけます。その言葉を使うのはやめてください。私が家庭教師なら絶対に使わせません。
なぜなら
ほぼ確実に同じようなミスを同じように犯している
からです。
試しに「ケアレスミス」を1ヵ月間メモ帳につけてください。同じようなミスを同じようにして同じような得点になっています。
- 計算で間違いやすいところ
- 論理のミスをしやすいところ
はほぼ確実に毎回同じです。癖になっています。
これらの自分の癖を直せば伸びるところが十分にあるはずです。参考書選びよりも大切です。
数学は暗記?
数学は暗記でないと言う人もいますが、暗記です。少なくとも受験勉強としての数学は暗記です。ほぼ全ての受験数学には「元ネタ」があります。それは大学教養レベルだったり、いわゆる「定石」です。
つまり覚えなければいけません。
以下数学は暗記として話を進めます。
数学参考書4選
チャート式・focus goldなどの学校等で配られる定石集
高校の定期テスト等の勉強に配られると思います。受験生・浪人生になっても定石が身に付いていない人が多いですので、そういう人は復習してください。これと「やさしい理系数学」をやるのが多くの人が通るコースだと思います。
やさしい理系数学
有名な数学の問題集です。チャート等が終わった後に標準的な問題を演習するのに適しています。著者は河合塾の先生なので河合塾のテキストに似ています。いわゆる定番の参考書です。
上級問題精講シリーズ
「新数学演習」や「ハイレベル理系数学」と同レベルの問題集です。個人的にこちらをお勧めします。問題が少な過ぎるかもしれませんが、非常に良い問題を集めてあります。ちなみに長崎先生は駿台のテキストを作られており、駿台のテキストと似ている部分が多いかもしれません。
大学の教養レベルの本 マセマの本、「単位が取れる」シリーズなど
全部やらなくていいので、線形代数ならジョルダン標準型、微積分、フーリエ級数など大学受験の「元ネタ」として出やすいトピックを勉強しておくと有利です。私は大学の理工系学部・大学院を出ているので、これらを復習することで大学受験にとても役に立ちました。
どうしても数学が苦手だったり、基礎がおぼつかない人はやらなくても良いです。
まとめ
今回数学の勉強法と参考書を紹介しましたが、あくまでもこれは例だということです。1番最初にいいましたが、あなたに合ったレベルの問題集を早く正確に解けるようになってください。
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