医学部受験合格に必要な演習について

医学部受験合格に必要な演習について

医学部受験における演習の大切さについて

医学部受験本番で力を発揮するには

入試当日は、受験生にとって1年間の勉強の成果が問われる特別な日になります。いくら努力を重ねてきても、本番で失敗すれば水の泡になってしまうため、「失敗できない」という強いプレッシャーを感じることもあるでしょう。特に、医学部受験では倍率が高いケースが多いため、1点の差が合否を分けることも少なくありません。1点を大切にする姿勢は良いのですが、1点にこだわり慎重になりすぎて、解き残しをたくさん出してしまっては本末転倒です。
適度な緊張感で入試に臨むことは全く構いません。しかし、プレッシャーに押しつぶされて、普段なら難なくできていたような問題に対して解法が浮かばなかったり、ミスを連発したりして実力を出せないこともあり得ます。普段から集中力を高める方法やリラックスする補法などを試しておき、本番でも実力を出せるように準備すべきです。模試や過去問演習の際などに様々な方法を試してみて、自分の緊張をほぐすにはどの方法が良いのかを把握しておくと良いでしょう。できれば複数の方法を身につけておくと、1つの方法でうまくいかない場合でも焦らずに次の方法を試して落ち着きやすくなります。
また、あらかじめ受験会場を下見するなどして、自分にとって少しでも馴染みのある場所にしておくこともおすすめします。受験情報をもとに過去問演習を本番の時間割通りに行うなど、本番の雰囲気を事前につかんでおくことも大切です。

(参考URL:集中力を保つメリハリのつけ方|医進塾

医学部受験を意識した演習

医学部の入試問題は難しく感じることが多いかもしれません。確かに、英語で専門性の高い単語が出てきたり、数学の問題で計算処理が複雑になったりするケースはあります。しかし、難問・奇問をたくさん解くことは医学部受験突破への最適な道筋とは言えません。まずは基本をしっかり身につけることが大前提になります。特に、受験情報で合格最低点が高めになっている場合は、基礎の徹底が合格に直結しやすいです。
医学部受験を目指すとなると、効率よく勉強を進める必要があります。早い段階で演習を繰り返したくなりがちですが、基礎が身についていなければ演習の効果が出にくいです。そのため、教科書レベルの知識・理解は確実にしてから演習に進むようにしましょう。
一方、暗記ばかりに頼った学習方法に陥ってしまう生徒もよく見かけます。「学習時間は長いのに成績の伸びは今一つ...」と感じた場合は、「覚える」ことではなく「理解する」ことに重点を置いてみてください。基本的な内容を教科書などで読む際も、「どうしてそうなるのか」という考え方を身につけることを意識して学習することが大切です。
演習を行う際は、基本的には豊富な問題量をこなした方が良いです。しかし、時には立ち止まって1つの問題にじっくり向き合うことで成長できる場合もあります。面白い解法に興味を持ったり、別解がないか考えたりすることは、理解を深めるきっかけになるからです。こうした勉強方法は、大学での学習を先取りしているように感じるかもしれません。しかし、医学部受験の問題を解く上では、丁寧に考える力が重要な推進力となります。入試にも、入学後にも役立つ取り組みだと思って、丸暗記ではなく意味を考えながら学ぶようにしましょう。

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