医学部受験対策での過去問の使い方
医学部過去問の利用方法
医学部受験対策で特に有効なのが過去問演習です。では、医学部過去問をどう利用すれば合格に近づきやすいのでしょうか。
過去問を解く利点は
出題傾向
出題単元
を把握できることです。入試科目や出題範囲などの受験情報に加えて、実際の問題を解くことによって自分との相性を判断することも可能です。
相性の良しあしも参考にしながら志望大学を決めていくと、医学部受験を突破しやすくなります。
過去問演習では、大学ごとに傾向が違うのはもちろんですが、同じ大学でも出題者によって問題の特徴が異なる場合があります。そのため、受験校については少なくとも5年分くらいの過去問は解くようにしましょう。ただし、自分が受ける年から出題者が変わり、問題の傾向が激変することもあり得ます。もちろん、入試要項などの受験情報をチェックすれば、傾向が変わることが示されている場合もあります。しかし、何の前触れもなく傾向が変わる可能性にも注意が必要です。傾向を踏まえた対策は重要ですが、基礎学力はしっかりつけておいて、傾向が変わった際もある程度の対応はできるようにすべきです。傾向が急変すると得点が下がりがちですが、他の受験生も条件は同じなので焦らないようにしてください。仮に1つの大学で傾向が変わっても、併願校の過去問も解いていれば、対応できるケースもあるでしょう。
演習を行う際は、受験情報を見て本番と同じ制限時間で解くようにしましょう。解くペースを上げたいのであれば、制限時間を5分ほど短く設定してみるのも1つの方法です。大学ごとに問題量や処理量が異なるため、時間配分の練習も重ね、入試本番では解ける問題を確実に得点へ結び付けましょう。制限時間だけでなく、受験情報を見て時間割も本番通りにしてみるのも効果的です。
(参考URL:医学部合格者の過去問活用法|医進塾)
医学部過去問演習で一番大切なこととは?
採点をしたら必ず解き直しを!
過去問演習は、問題を解くだけでも時間配分に慣れられるなどの効果があります。しかし、せっかく時間を使って過去問を解いたのなら、採点や解き直しもしっかり行うことで効果が高まります。単に間違えた問題を正解できるようにするだけでなく、赤本などに載っている解法もしっかり理解すると良いでしょう。自分とは違う解法をマスターできるチャンスかもしれません。
もし、解答や解説が理解できない場合は、学校や塾・予備校の先生に質問してみてください。特に数学や物理では、過去問集に載っているのとは違う解き方で説明してもらえることもあります。自分にとって理解しやすい解法に出会えれば、難しいと感じていた問題もスムーズに解けるようになる場合があります。複数の解き方のメリット・デメリットも教えてもらえば、より幅広い問題に対応しやすくなるでしょう。定番の問題なら解けても、医学部受験本番の問題になると急に解けなくなったりすることがあります。過去問演習をじっくり行い、医学部の特徴的な問題の解法を身につけるいい機会にしてください。
また、普段の学習にも言えることですが、できないところができるようになって初めて、学力が上がります。自分ではしっかり勉強しているつもりなのになかなか成績が上がらないと感じる場合は、無意識のうちに苦手なところを避けているのかもしれません。過去問演習をして、間違い直しも習慣づけておくと、苦手なところの学習にかける時間が長くなります。学習時間は同じでも、得点アップに繋がりやすい使い方になり、成績が上がることもありますのでぜひ試してみましょう。
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