医学部受験で浪人する際に知っておきたい情報

医学部受験で浪人する際に知っておきたい情報

医師になるという強い想いが必要

医学部受験は、定員が他学部と比べて少なめに設定されていること等で競争率が高い狭き門となっています。少子高齢化が進む中で日本での医療ニーズが高まっており、今後も医師を目指す人は多いでしょう。医療系ドラマなども人気で、子供たちを含め、多くの人々が医師の仕事を身近に感じやすい状況でもあります。受験情報を見てみると、近年の医学部入試では推薦枠が増えたこともあり、現役や1浪で合格する生徒も多いです。ただ、2年以上かけてようやく医学部合格を果たす生徒も依然として少なくありません。仮にどこかの医学部に合格したとしても、より偏差値の高い大学や地元の大学を目指すといったケースもあります。
医学部受験を突破できずに浪人することとなった場合は、高校時代の同級生などに後れを取ってしまうことが気になり、焦ってしまうこともあるでしょう。2浪以上になると、後輩が先にキャンパスライフを楽しむ姿を見聞きすることもあり得ます。そのため、仮にもう1年頑張ったとしても、入試本番の出来で合否が判断されることへのプレッシャーなど、様々な不安が募るものです。時には不安を感じることも勉強の重要性を再認識するきっかけになって良いのですが、できれば不安を打ち消して受験勉強に専念したいところです。
不安を打ち消す上で役立つのが、医師になりたいという強い気持ちと、豊富な勉強量です。医師になりたい気持ちが強ければ、医学部受験を突破するモチベーションを維持しやすくなります。また、多くの勉強をすれば、入試本番で合格するイメージを持ちやすいでしょう。多くの勉強量をこなすのに忙しくなれば、不安を感じる暇もなくなりやすいです。
また、自分が思い描いている理想の医師像に近づくための取り組みは、受験勉強をしている段階から始まっています。受験情報をチェックして、

「アドミッションポリシー」
「カリキュラムポリシー」
「ディプロマポリシー」

などを確認してみましょう。志望校の医学部募集要項をあらかじめ熟読しておくことでやる気を出せるほか、面接対策などにも役立ちます。

(参考URL:2019年度 合格者/入学者の内訳 現浪比ランキング

実になる勉強の仕方とは

「分かる」と「解ける」は違う

浪人することが決まると、「入試まであと1年あるから大丈夫」と思うかもしれません。しかし、1年間という時間は、誰にでも平等にある時間です。そのため、長い時間があるからといって、受験情報を軽視したり、無計画に勉強を進めたりすると他の受験生をリードすることは難しいです。
他の医学部受験生を上回る成果を上げるためには、勉強量だけでなく、「勉強の流儀」を身につけることも大切です。勉強の流儀がわかれば、参考書や問題集の内容を効率よく理解することはもちろん、2度手間にならないような勉強方法が可能になります。
よく、「分かると解けるは違う」と言われます。仮にある解法を理解したとしても、自分が使った教材の通りに出題されるとは限りません。実際の医学部受験では様々な問われ方をします。そのため、理解した内容を基に実際に問題を解けるようになるためには、多くの問題に接する必要があります。様々な問題集や入試過去問に取り組んで、切り口が違う問題でも、1つの解法で解けることに気付けるようになります。1つの解法を多くのパターンの問題で使用できれば、必要な学習事項を抑えられます。医学部受験ではできる限り無駄な時間を減らして合格を目指すことが大切です。受験情報で志望校の傾向なども把握しながら、自分にとって最適な勉強方法を見出してください。

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