医学生が教える医学部受験までの計画の立て方<現役生編>

4月になり受験生になった新高3生の皆さんいかがお過ごしでしょうか?
新型コロナウィルスの影響で満足に学校に登校できずになかなか受験勉強に本腰を入れることができない方も多いと思います。
しかし、家にいる時こそ自主学習が重要です。ただし、闇雲に勉強すればいいという訳ではありません。医学部受験本番を見越して計画を立てなければ勉強量に対して得られる学力が思った通りのものにはなりません。
また、学校に行く事ができないこの時期に計画性や時間の使い方をある程度身につけておけば受験のみならず今後の人生でも大いに役に立つので意識して計画を立ててみてはいかがでしょうか?

計画の立てる前に

計画を立てる前に計画が倒れてしまう3つの理由を解説していきます。

1 達成不可能である
・達成が明確にイメージされていないということ
2 継続不可能である
・計画が漠然としすぎということ
3 納得していない
・その計画に倫理的・価値観的に納得していない、またはなぜそうするのか理解していないということ
以上のようなことが挙げられます。誰しも心当たりがあるのではないでしょうか?
計画が倒れてしまうことを防ぐために「M A Cの原則」というものがあります。

M A Cの法則

M(measurable):測定可能性
A(actionable):行動可能性
C(competent):適格性
という意味です。それではひとつひとつ解説していきます。

・M(measurable)
計画に測定可能性を持たせるということです。つまりゴールを数値化するということです。医学部受験におけるゴールというのは当然医学部に合格することですが、それまでにはいくつかクリアしておかなければならない数値があります。例えばそもそも先生や保護者に医学部を受けることを認めてもらえるような成績や点数を取ることです。何月までにこの偏差値に到達するとか学校で何番くらいになるなどを設定しておく事が重要です。
また、1日の自主学習を何時間するかを決めて勉強するのは良い事ですが、それだけだとだらだらしてしまい時間が来れば終わりという事もあるので参考書の問題を何題解くとか1問に何分かけるとかを事細かに設定しておく事です。

・A(actionable)
計画の詳細度を高めるということです。参考書の問題数の設定でも述べましたがとにかく細かく設定しておく事で計画のビジョンが立てやすいという事です。受験勉強において設定を細かくしておくとは、例えば何時からどの場所でこの科目を何題、何時間で行うということです。その科目をするときに飲む飲み物や聴く音楽などを決めておいてもいいでしょう。

・C(competent)
計画の実行に心理的に同意するということです。実際に立てた計画がどれだけ優れたものであってもそれを実行する本人が心理的な抵抗を感じてしまえば失敗に終わってしまうということです。個人的にはこれが1番重要だと思います。どれだけ立派な数値を挙げたり、計画の詳細度を高めても実現不可能だと感じる計画は立てない方が良いです。実行に移して途中で失敗してしまったら心理的に良くないからです。そういう意味では最初からある程度柔軟性のある計画を立てる方が良いと思います。

計画の立て方

説明してきた「M A Cの原則」を基に1日という小さい単位から1年という大きい単位別に計画の立てる上で気をつけていることを紹介していきます。

・1日の計画
まず受験を成功させる上で絶対重要なのは生活を規則的にすることです。計画を立てるためにも何時に起きて何時に寝るということを決めるのは必須です。学校が始まった時のことを考えて早寝早起きを心がけましょう。ただ夜の方が勉強が捗るという方が一定数いると思います。そのような方は休校中だけはあえて夜に勉強の重点を置くのもいいかもしれません。ただし、次の日寝過ぎてしまうことのないように規則的な遅寝遅起きを心がけてください。
1日にたくさんの科目を勉強する方と1つの科目しか勉強しない方がいると思いますが、計画性があればどっちでも良いと思います。また、それは時期によっても変わってくると思います。受験直前になれば苦手科目をメインに勉強するでしょう。その都度、自身の計画や学力と照らし合わせて考えてください。

・週・月単位
週・月単位での計画には必ず余裕を持しておくことが大切です。誰しも立てた計画に誤差が生じてくるものです。それを見越して計画を立てるようにしましょう。具体的には、それまで間に合わなかった日を1日設けることです。その日に計画に生じた誤差を埋めるようにしましょう。

・年単位
「M A Cの原則」に反しますが、個人的には年単位の計画は漠然と立てても良いと思います。なぜなら、なかなかその通りに進む人はいないからです。大半の人は狙っていた順位や偏差値には到達しません。やってみて初めてわかる事も多いので次の月の計画などもその都度考えながらでも良いと思います。
ただし早い段階で英語と数学を完成させておくことをおすすめします。なぜなら現役生はどうしても理科が疎かになってしまうため、センター後に理科を詰め込むことが多いからです。
また受験そのものの計画ですが、科目ごとに最終的な理解度を変えることも重要です。医学部受験においては社会はどれだけ深く理解していてもセンター試験しかありません。逆に数学・英語はどの医学部の2次試験でも必須です。つまり、最終的な理解度は英・数の方が社会より高いものを要求されます。いくら社会が苦手だからといって勉強しすぎないことが大切です。ですから、自分の行きたい医学部の科目ごとの点数の分配も考慮に入れて年間の計画を立てましょう。センター社会試験の点数が圧縮されたりする医学部もあります。そのような医学部を受験する場合は社会は直前だけやることも計画したりしても良いかもしれません。

まとめ

いかがでしたか?なかなか高校生で完璧な計画を立てることは難しいと思います。ただ、ここで立てた医学部受験のための計画は人生で絶対に無駄になることはないのでしっかり頭を使って自分に見合った計画を立てるようにしましょう。
以下、重要なポイントです。
・計画を立てる時は「M A Cの原則」を基に考えましょう。
・1日の生活を規則的にしましょう。
・週・月単位の計画は余裕を持たせましょう。
・英語と数学は早めに完成させましょう
・要求される理解度は科目ごとに異なることを理解しておきましょう

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