医学部浪人生になったら!来年合格するためにやる3つのポイントを紹介
現役合格を目指して医学部受験に臨んだものの、残念ながら夢が叶わず浪人生になることが決まってしまった人もいるでしょう。しかし、医学部受験では浪人生の合格が過半数を占めており、医学部合格を悲観する必要はありません。
計画的に勉強すれば来年の医学部受験で成功することができます。そこで、浪人が決まった今、来年医学部に合格するために大切な3つのポイントをご紹介します。
INDEX
浪人生活が決まったら最初にするべき事とは?
浪人生活が決まったら、まず今年の学習を振り返ってみましょう。医学部合格に至らなかった原因をよく考えて、来年は合格できるような年間計画を立てる材料にしてください。
また、年間計画を立てるに当たっては、予備校の使い方を考える必要があります。予備校選びをするために、体験授業への申し込みなどを行ってください。
今年の学習状況と結果を頭と心の両方でしっかり整理した上で、来年の医学部受験に臨むことが大切です。足りていない部分を明確にし、浪人生活1年の間にどのようにして医学部受験成功につなげるのかを考えましょう。具体的には、次の3つのポイントを参考にすると良いです。
医学部浪人生の年間計画の立て方
浪人生は、現役生以上に年間計画をきちんと立てることが大切です。闇雲に問題集を買いあさったり、勉強時間を増やしたりするだけでは効率の良い学習にはなりません。医学部受験を突破するためには、自分の学力や志望校の入試傾向などに合わせた計画が不可欠です。
具体的な計画の立て方としては、まず現役時代の失敗について分析してください。対策が不足していた科目や単元などを把握し、来年は克服した状態で医学部受験に臨める計画を作りましょう。医学部受験では、各科目で安定した得点を取ることが求められる場合が多いです。そのため、基礎固めが極めて大切で、教科書レベルの知識や理解に抜けがある場合は、早期に補ってください。夏休み前までのできるだけ早い時期に、致命的な弱点はなくす計画を立てるべきです。
また、浪人生は来年の医学部受験に向けて、いつから勉強をスタートさせるのかも大切なポイントです。今年の失敗を振り返ったら、気持ちもきちんと整理した上で新たなスタートを切る意識を持ちましょう。遅くとも、浪人が確定した1か月後までには、計画に基づく勉強をスタートさせたいところです。
浪人生が立てるべき計画は、勉強だけではありません。勉強以外の予定も計画に組み込んでおくことで、モチベーションを維持しやすくなります。興味のある医学部のオープンキャンパスなどの予定は、可能な範囲で時期を把握し、スケジュール表に記入しておくと良いです。
浪人生が医学部受験の計画を立てる際に、志望校選びや弱点克服の方法などで迷ったら、医学部専門予備校などのサポートを受けるのも有効です。浪人生も含めた指導経験が豊富な講師やスタッフからアドバイスをもらうことで、来年の医学部受験突破に向けた計画を磨き上げましょう。浪人生の予備校選びについては、次のポイント2で詳しくご紹介します。
医学部合格に向けた浪人生の予備校選びの方法とは?
浪人生は現役生と比べて予備校で過ごす時間が長いです。そのため、医学部受験にふさわしい予備校をより的確に選ぶ必要があります。そこで、浪人生に適した予備校選びの方法を見ていきましょう。
まず大切なのが、自習室の環境です。浪人生は予備校で過ごす時間が長い分、自習室の利用も多くなりがちです。そのため、他の生徒の雰囲気や、感染症対策の充実度、質問対応の状況など、自習室の利便性を確認してください。体験授業に参加した際などに、自習室の様子もチェックしましょう。
また、併願校を含めた志望校選びの相談もしやすい、医学部の知識が豊富な予備校がおすすめです。浪人生の多くは、1浪で医学部受験を終えたいと考えているのではないでしょうか。医学部ごとの入試傾向を踏まえた的確な志望校選びを力強くサポートしてくれる優秀なスタッフを抱える予備校を選ぶべきです。
医学部受験用の予備校選びの他のポイントとしては、少人数指導を実施しているかどうかもあります。少人数指導の場合、1人1人に目が行き届きやすく、授業も生徒のレベルや志望校に合わせた内容にしやすいです。講師やスタッフとの距離も近く、メンタル面で不安になることも多い浪人生の医学部合格をサポートしてくれます。医学部専門予備校であれば、スタッフが医学部受験に集中的に取り組んでいるため、医学部の入試傾向や、浪人生を含めた医学部受験生のフォローに慣れています。
まずは近くに医学部専門予備校がないかチェックし、体験授業に参加して雰囲気を知ってみると良いでしょう。
PMD医学部専門予備校では、“無料の体験授業”も行っています。
現役生と浪人生での医学部合格に必要な勉強の違い
医学部受験に取り組むにあたり、現役生と浪人生では学習環境が違うため、必要な勉強にも違いがあります。そこで、現役生と比較しながら、浪人生の医学部受験に必要な勉強について見ていきます。
まず、浪人生は現役生と異なり、学校に通うことがありません。予備校に通う場合でも、学校とは異なる時間割やリズムになります。具体的には、体育や芸術など、医学部受験に直結しない科目がありません。そのため、どうしても机に座っての勉強ばかりになりがちです。医学部合格を目指して熱心に勉強することはよいのですが、勉強だけをしていると心身のバランスを崩してしまうことがあります。
体を動かしたり、リラックスしたりする時間をうまく取るように工夫しましょう。現役生なら、学校の授業で勉強以外の科目があるため、休み時間は英単語の暗記をするなど主に勉強に費やすのも1つの方法です。一方、浪人生の場合は予備校の授業が基本的に勉強系だけのため、食事を少しゆっくり楽しんだり、休み時間中に予備校の周りを歩いたりするなどの工夫も大切です。
また、予備校の授業やサポートをうまく活用して勉強することが極めて大切です。予備校の授業を軸にして学習リズムをつくることで、着実に学習を進めることができます。浪人生としての1年間は、短いようで長く、長いようで短いです。学習リズムが崩れると、日々の勉強が苦痛になったり、逆に何となく勉強しているうちに時間だけが過ぎ去っていったりする危険性があります。学校と比べて行事なども少なく、気持ちが自動的に切り替わるタイミングが少ない分、自分なりのリズムをしっかり整えることが重要です。予備校のスタッフには、予備校の授業以外の時間の使い方についても相談してみると良いでしょう。
勉強の内容としては、教科書レベルは全科目・全分野で完璧にするようにして下さい。現役生の場合、習った時期が遅い分野の知識や理解が曖昧なまま医学部受験に臨んでしまうことがあります。浪人生の場合、すでにすべての内容を習い終えているはずですので、分野ごとの抜けは早期に補っておきましょう。弱点分野の克服に当たっては、苦手があると悲観的に考えすぎず、むしろ現役生と差をつけるチャンスと前向きに考えると良いです。
また、科目バランスの取れた学習が大切です。現役生と比べて浪人生は勉強時間を長くとりやすいため、つい特定の科目や分野ばかりを勉強してしまいがちです。致命的な弱点克服に時間を要するのは仕方ありませんが、それ以外の分野ではバランスの取れた学力・得点力を身につけることが大切です。自分ではなかなか手をつけたくない科目や分野については、予備校の授業を多めにとるなどして、学習バランスを整えるようにしましょう。
この投稿へのトラックバック
トラックバックはありません。