私立医学部の繰り上げ合格、補欠合格について

私立医学部の繰り上げ合格、補欠合格について

私立医学部の繰り上げ合格、補欠合格について

併願校合格に伴う辞退者を補うシステム

繰り上げ合格(補欠合格)とは、併願者が辞退した場合に追加で合格となるシステムです。近年は私立医学部を中心に、受験者数が増加しています。そのため、正規合格を勝ち取ることは難しくなっています。医学部受験情報をチェックして、志望大学で正規合格者、補欠合格者それぞれの人数が開示されていないか調べてみても良いでしょう。
正規合格でなかった場合でも、補欠合格の通知が届く場合があります。補欠合格は正規の合格とは異なり、通知された時点で入学資格は得られていません。しかし、補欠合格通知が来たということは、正規合格者の併願状況などによって、繰り上げ合格のチャンスがあることがわかります。
補欠合格の通知方法は、大学によって異なります。医学部受験情報を見て、受験大学の補欠通知方法をあらかじめ把握しておくと良いでしょう。例えば、久留米大学や福岡大学では、補欠合格者に補欠順位の番号が通知されます。若い番号であれば早期に繰り上げ合格となるチャンスが大きいと判断でき、その後の受験戦略を立てやすい点がメリットです。いっぽう、帝京大学のように補欠順位は通知されない大学もあります。この場合は、医学部受験情報を見て最低点などの情報を確認し、自分の出来も踏まえて補欠が来る可能性を反出してください。
繰り上げ合格の通知は、郵送されるケースのほか、電話で行われる場合もあります。連絡がつかない場合はより下の順位の人に補欠が回っていく可能性がありますので、大学からの電話には十分注意しましょう。補欠通知がどの順位まで進んでいるかは、大学HPの医学部受験情報ページなどで確認できる場合があります。
(参考URL:【最新版】私立医学部大学別の補欠繰り上げ合格情報

私立大学医学部の補欠人数はどれくらい?

何名補欠が回るかはまちまち

どれくらいの人数が繰り上がるかは、大学や年度ごとに異なります。受験生の立場で考えると、複数の私立医学部に合格した場合、学費が安い大学や、偏差値が高い大学を選ぶケースが多いでしょう。国公立医学部と私立医学部を併願している場合は、国公立の合格発表後に私立を辞退するケースも少なくありません。
医学部受験生の中には、共通テストを受験しようと考える人も少なくないでしょう。共通テストの日程が比較的早い場合、共通テスト後に私立医学部の受験日程が多く確保されます。そのため、私立医学部間で試験日程の重複が少なくなり、多くの大学を併願する受験生が増えます。結果として複数大学に合格する確率が上がり、補欠が回りやすいことが考えられます。
2014年度以降は私立医学部ののべ志願者数が10万人を超えており、高倍率の大学がほとんどです。そのため、複数大学に合格することは難しくなっていると言えるでしょう。しかし、受験者数は増加を続けているわけではなく、2019年度は医学部ののべ受験者数が減少に転じました。その影響もあってか、1次合格者数に対して最終合格者人数が多くなった大学も複数見られました。大学によっては、1次試験を突破すれば、補欠合格を含めた2次合格の確率が高いところが今後増える可能性があります。具体的には、既に藤田医科大学で、1次合格284名に対して最終合格は261名となったケースがあります。仮に正規合格を勝ち取れなかった場合でも、補欠合格の知らせが届いて繰り上げ合格できる可能性は高まっていると考えておきましょう。

いつ頃補欠はまわってくるの?

補欠通知が届く時期は様々です。ただし、補欠が一気に回りやすいタイミングが主に3回あります。

①正規合格者の初年度納入金の期限日以降
納入金を納めなかった正規合格者が辞退扱いとなり、補欠に枠が回ることになります。
②国立医学部前期合格発表日以降
国公立医学部と私立医学部を併願する受験生の多くは、国公立に合格すれば私立を辞退します。
③国立医学部後期合格発表日以降
国公立医学部に前期で不合格だった受験生が、後期で合格となると抑えていた私立医学部を辞退するケースがあります。

 

この3つのタイミングの翌日から2~3日は、一気に補欠合格者が増えやすいです。補欠合格となった場合は、医学部受験情報で①~③の日程をしっかり確認し、大学からの連絡にはスムーズに応答できるようにしておきましょう。また、上記以外のタイミングでも、着実に補欠が回っていく場合があります。これまでには、某医科大学で4月3日に補欠合格者が出たケースもあるので、4月になっても諦めないようにしてください。

私立医学部の繰り上げ合格、補欠合格について