医学部受験生がいるお母様必見情報!入試が近づくこの時期の、受験生への接し方
医学部受験が近づいている時期に、子どもに対してどう接するのがいいのか、どんな言葉掛けをするといいのか。
子どもが家でなかなか勉強せず、ついつい勉強しなさいって言ってしまいます。できるだけ黙っておこうとは思っているのですが、どのように接すればよいんですかね??
お子さんのことが心配でつい何か言ってしまったりすることってよくあると思います。言葉かけも大事ですが、その前に“勉強する環境を整える”ことからスタートしてはどうでしょうか。
環境を整えるというのは、部屋の片づけや整理ということですか??
そうです。片づけや整理をすることです。行動科学の分野には「ABCモデル」というものがあります。
A(Antecedence)・・・先行
B(Behavior)・・行動
C(Consequence)・・・結果
ここでの「先行」は、“人が何か行動をする前の環境や状況”だと考えてください。
例えば、
A・・・新しいソファーを家においた。
B・・・実際に座ってみる。
C・・・心地よく、リラックスできた。
このように良い結果がでた場合に、さらに行動する気持ちがわいてきます。もし、お子さんの机に、漫画やスマホが置きっぱなしになっていれば、その状況によって、勉強以外の行動をしてしまうことがあります。
なるほど。確かに漫画とかが机にあったら気が散りますよね。
なかなか勉強する気持ちがわいてこない生徒さんの中には、プリントなどが片付いておらず、バックの中でばらばらになっている人がいます。
こういう状況では勉強が始められないのは当然です。まずは、整理整頓して勉強を向かう環境づくりが必要です。
ご家族の方も協力して、ご自宅を片付けたり、お子さんが勉強している時間は親御さんもスマホの使用やテレビを見ないようにするなど、勉強以外の情報に気が向かないようにする環境を整えることから始めてみてはどうでしょうか。
そうですね。環境を整えることだったら親も協力できそうです。
環境が整ったら、次のステップとして、子どもへの言葉がけを意識してください。
子どもは親から認めてほしい、承認してほしいという気持ちを持っています。
子どもの努力やプロセスをきちんと認め、あまり結果については触れないことも大切です。
受験が近くなると、親御さんも偏差値や合格判定などの受験情報に意識が向きがちではないですか。
そうなんです。模試の成績が良かったときは褒めたりしていますが、良くなかったときにどう言葉をかけたら良いか悩んでしまいます。
ついつい模試の偏差値(結果)について褒めることが多いと思うのですが、普段から結果ではなく、プロセスについて褒めておくと、成績が良くない時の言葉がけがしやすくなります。
「今回の模試は偏差値が65を超えたね。」と結果について褒めることも大切な場面もありますが、結果だけでなく、「学校や予備校に遅くまで残って、勉強がんばってたよね」というようにプロセスを褒めることが大切です。
日頃からプロセスをほめるように意識しておけば、模試の成績が良くなくても、「今回は英単語たくさん勉強してたよね」、「朝早くから起きて、自習がんばったよね」、「ゲームせずに努力してたよね」というように、子どもが勉強していたプロセスを褒めることができるようになります。
子どもも、「親は自分のことをちゃんと見てくれているんだな」と認められた気持ちがして、勉強に対する姿勢も変化していきます。
子どもの成績が気がかりで、模試の偏差値など結果に意識がいきがちだったので、子どもがどのように勉強しているのか少し意識して観察してみます。
ぜひ、お子さんの勉強のプロセスを観察してみてください。たとえ点数が悪くても、頑張った部分を探して認めてあげてください。
子どもが一番認めてほしいと思っているのは親御さんです。少なからずお子さんも友人や周りの先輩などと比較して不安になることもあるでしょう。
そんなときに、「あなたはプレッシャーに弱い」、「いつも同じところでミスして、なんでできないの!」「スマホばっかり見ないで、勉強しなさい」って言われたらお子さんも傷つくと思います。
お子さんが不安を抱えている時に、一番力になるのは、親御さんの温かい言葉です。
「プレッシャーと一生懸命戦ってるよね。」「いつもがんばってるよね」などプロセス、行動に目を向けてみてください。
そして、時には親御さん自身もリフレッシュしたり、気分転換をしてみてください。
子どもの成績が気がかりで、模試の偏差値など結果に意識がいきがちだったので、子どもがどのように勉強しているのか少し意識して観察してみます。
ぜひ、お子さんの勉強のプロセスを観察してみてください。たとえ点数が悪くても、頑張った部分を探して認めてあげてください。
子どもが一番認めてほしいと思っているのは親御さんです。少なからずお子さんも友人や周りの先輩などと比較して不安になることもあるでしょう。
そんなときに、「あなたはプレッシャーに弱い」、「いつも同じところでミスして、なんでできないの!」「スマホばっかり見ないで、勉強しなさい」って言われたらお子さんも傷つくと思います。
お子さんが不安を抱えている時に、一番力になるのは、親御さんの温かい言葉です。
「プレッシャーと一生懸命戦ってるよね。」「いつもがんばってるよね」などプロセス、行動に目を向けてみてください。
そして、時には親御さん自身もリフレッシュしたり、気分転換をしてみてください。
気分転換ですか??
そうです。保護者の方々と話をしていて感じることは、どの親御さんもお子さんのことを大切に思っているということです。大切に思っているからこそ、ついつい色んなことを言ってしまうのだろうと思います。
そして、言い過ぎたかなと親御さんも気分が落ち込んでいることがあります。
自分自身に余裕がない時に、相手に穏やかに話ができるでしょうか。
なかなか難しいと思います。
一方で、心の余裕がある時は、多少嫌な事があっても、許せたりしませんか。
そうですね、自分の気持ちに余裕がある時は、落ち着いて話せていると思います。逆に、余裕がないと感情的になっている気がします。
そうですよね。自分の状態によって、発言する言葉も変わってくると思います。
そのため、まずは親御さん自身もリフレッシュしたり、気分転換をして気持ちを落ち着かせてください。
親御さんもお子さんの受験で気持ちの余裕が持てないことがあると思います。
親御さんも不安になったり、心配な気持ちがでてくるのは当然のことだと思いますので、まずは自分自身がリラックスできる時間を持ってみてはどうでしょうか。
確かに、子どものことや受験情報ばかり考えて、あまり自分のための時間をも持っていなかったと思います。ちょっと外に出かけたり、好きな映画を見たり自分の気持ちをリフレッシュしてみようと思います。
そうすることで、子どもにも優しい言葉をかけたいと思います。
そうですよね。自分の状態によって、発言する言葉も変わってくると思います。
そのため、まずは親御さん自身もリフレッシュしたり、気分転換をして気持ちを落ち着かせてください。
親御さんもお子さんの受験で気持ちの余裕が持てないことがあると思います。
親御さんも不安になったり、心配な気持ちがでてくるのは当然のことだと思いますので、まずは自分自身がリラックスできる時間を持ってみてはどうでしょうか。
(日本心理学会)公認心理師、新田猪三彦先生からのアドバイス
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お子さんの勉強環境を整える。
学習机の整理だけでなく、部屋の片づけなど勉強に意識が向く環境作りを行う。
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お子さんへの声掛けは、結果ではなく、プロセスを承認する。
模試の結果にばかり目を向けず、普段の勉強の様子を観察し、頑張っていたこと褒める。
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親御さん自身もリフレッシュしたり、気分転換をする。
自分の気持ちが落ち着いていると、自然とお子さんにも優しくなれるので、まずは自分の気持ちを整える。
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