医学部入試にも利用可能!抑えておきたい『大学入学共通テスト』まで残り100日

医学部入試にも利用可能!抑えておきたい『大学入学共通テスト』まで残り100日

大学入学共通テストまで残り100日となりました。いよいよ医学部入試が近づいて、緊張感を感じている医学部受験生もいるかもしれませんね。

2020年度入試まで実施されてきた大学入試センター試験から大学入学共通テストに変わり、どんな試験になるのか不安を感じている医学部受験生や、コロナの影響で大学入学共通テストが予定通り実施されるのか心配している受験生もいるのではないでしょうか。

今回は、残りの日数をどのように過ごせば良いのか、どのような気持ちで過ごせば受験を乗り越えることができるのか・・・、そのポイントを紹介していこうと思います。

 

共通テストまでの残りの日数を無駄にしない為にも、「やることリスト」で徹底管理

大学入学共通テストまでのカウントダウンが始まると、あっという間に入試がやってきます。実際にこれまでの受験生の様子を見ていると、残り100日になり、勉強する必要がある内容がたくさんあって、とても終わらないような気がすると話している受験生が多くいます。

 

まだ日数があったときには、

「まだ時間があるから大丈夫だろう」

とりあえず目の前の勉強をしておこうかな

勉強に疲れたからちょっと休憩しよう

と思っていませんでしたか?

 

これが残り100日になってみると

「このままでは終わらない」

「時間が足りない」

と考えてしまい焦って勉強に手がつかなくなったり、勉強することから逃げてしまったりする受験生もでてきます。

そこで100日前になったら、これからできることを紙に書きだし、「やることリスト」を作りましょう。

 

※アプリでの「やることリスト」はこういったものもオススメです!

Todoist

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また、これまでの生活を振り返り、SNSに使っていた時間を減らすことや動画を見ていた時間を減らすなど工夫をしましょう。大切なことは自分が何にどのくらい時間を使っていたのかを目で見える形にし、今後、どのように時間を使うかをきちんと自分で確認することです。

見える形にして、今後100日でどんなことができるかを計画していきましょう。ただし、計画を事細かく立て、ぎっしりと詰め込み過ぎると苦しくなるので、休憩時間や予備日、調整日などを設けて柔軟に変更できる形の計画にしましょう。

 

完璧にしようとしない!「減点方式」から「加点方式」に意識を変えてみよう

数学の解法を完璧に覚えないといけない、単語帳を全部覚えないといけないというように完璧にしないと試験を受けたくないと考えてしまう受験生もいるのではないでしょうか。

ついつい完璧主義になってしまうという受験生もいるでしょう。完璧主義の人は責任感があり、最後まで物事に取りくむという良い面もありますが、できない部分があると自分を責めたり、徹底的にやるので時間がかかったりする面があります。できない自分、ダメな自分を責めて、苦しんだり悩んだりすることもあるでしょう。

完璧主義を改善する方法は様々ありますが、ひとつの方法として、「減点方式」から「加点方式」に変えてみることも重要です。

 

完璧にできた状態を100として、減点方式で考えると、できていない部分を見つけ、点数を引いていくということになります。テストの結果を見て、できていない部分を見直すことは大切ですが、自分がこれまで勉強してきたプロセスや自分自身のことに対して、減点方式で考えると、ネガティブな部分ばかりに目が向きます。
一方で加点方式なら、ゼロの状態から点数を足していくため、よい部分を探していくことになります。物事に対してたくさんのポジティブな面を見つけることができ、「自分は頑張った」「前進している」と感じられるはずです。

 

完璧主義をやめるため、まずは減点方式をやめてみましょう。そのために、自分自身に「自分は勉強してきた中で、どのくらい問題が解けるようになったかな?」、「どのくらい勉強してきたのかな?」などのように自分がこれまでやってきたことに目を向けてみましょう。

 

共通テストまでの残りの日数は、インプットの時間よりアウトプットの時間を増やすことが大切

受験までの残り日数が少なくなる中で、もう一度教科書を確認したり、基礎を復習したりすることが大切なこともあるでしょう。ただし、授業の内容を丁寧にもう一度ノートにまとめたり、教科書の最初のページから読み返したりして知識をインプットしようとしても、知識の定着率はあまり良くないことが実験で示されています。

例えば…単語を覚える実験において、ふたつのグループに単語をそれぞれ覚えてもらい、翌日、ひとつのグループは同じ単語をもう一度見てもらい、もう一方のグループは単語を見せずに思い出してもらう作業を行いました。すると、思い出してもらう作業をしたグループのほうが、成績が良かったのです。

これは単語を見直して覚えるインプット型よりも、思い出すことによって覚えるアウトプット型のほうが知識の定着率は高くなる一例です。

アウトプットを中心とした勉強法であれば、「自分の分かっていない部分が分かる」というメリットもあります。残り100日という限られた日程の中で、漠然と教科書を読んだり、ノートをまとめたりするよりも、自分の理解が進んでいない部分が分かり、勉強を効率的に行うことができます。

 

まとめ
大学入学共通テストまで100日を切ったら、これからできることや時間配分を考え、「やることリスト」を作成し、やるべきことを見える形にする。完璧にすべてをやろうとせず、できたことやこれまで自分がやってきたプロセスをふりかえる。教科書を最初から読み返したり、ノートをまとめたりするインプット中心よりも、問題を解いたり、過去問を演習したりするアウトプット中心の勉強をしていく。

 

参考文献

今すぐできる!! 脳が喜ぶ最強の勉強法【池谷裕二・林成之・池田貴将・本田真美・菅原洋平・石川三知・菅原道仁/洋泉社:2019】

意識的な行動の無意識的な理由 心理学ビジュアル百科認知心理学編【越智啓太/創元社:2018】

2020年からの新しい学力【石川一郎/SB新書:2019】

執筆者


 

日本心理学会・認定心理士
新田猪三彦(にったいさひこ)


2007年より心理学や脳科学の講座を行い、医歯薬専門予備校で受験に必要なメンタルの強化法、保育士会調査研究委員会において「保育士・保護者のコミュニケーション講座」、市民と協働によるまちづくり提案事業、産学官包括連携事業などを行っている。
九州朝日放送運営のマイベストプロ福岡でコラムの執筆にも携わり、一人でも多くの人が心が豊かに生活できるように情報を発信している。
また、部活動のメンタルトレーニング、学校を中退した学生の受験・学習支援、受験を見守る保護者の相談、資格試験合格のためのモチベーション管理、タイプ別による学習法のアドバイスなども行っている。

<略歴>
ふくおか成年後見センターさくら / 福岡コミュニケーションカレッジ講師 / PMD医歯薬専門予備校心理カウンセラー / 日本心理学会認定心理士 / 日本メンタルヘルス協会認定基礎心理カウンセラー / 文部科学省所管生涯学習開発財団(神経言語プログラミング)協会認定マスタープラクティショナー / ICA(国際コーチ協会)認定コーチ / カナダSuccess Strategies・Shelle Rose Charvet認定LABプロファイリング・プラクティショナー

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